『リズと青い鳥』
2018年4月21日ロードショー
■あらすじ
鎧塚みぞれ 高校3年生 オーボエ担当。傘木希美 高校3年生 フルート担当。希美と過ごす毎日が幸せなみぞれと、一度退部をしたが再び戻ってきた希美。中学時代、ひとりぼっちだったみぞれに希美が声を掛けたときから、みぞれにとって希美は世界そのものだった。みぞれは、いつかまた希美が自分の前から消えてしまうのではないか、という不安を拭えずにいた。そして、二人で出る最後のコンクール。自由曲は「リズと青い鳥」。童話をもとに作られたこの曲にはオーボエとフルートが掛け合うソロがあった。「物語はハッピーエンドがいいよ」屈託なくそう話す希美と、いつか別れがくることを恐れ続けるみぞれ。――ずっとずっと、そばにいて――童話の物語に自分たちを重ねながら、日々を過ごしていく二人。みぞれがリズで、希美が青い鳥。でも……。どこか噛み合わない歯車は、噛み合う一瞬を求め、まわり続ける。