今の国会の会期が7月22日まで32日間、延長されたことを受け、野党は森友・加計学園問題などで安倍総理大臣への追及をさらに強める構えです。
(政治部・佐藤美妃記者報告)
与党側は働き方改革法案などの審議にすぐにでも入りたいところですが、野党側は一切の協議に応じていません。
立憲民主党・福山幹事長:「我々はとにかく審議を尽くせと。森友・加計学園の真相究明に努めろという立場でこの1カ月、臨んでいきたい」
立憲民主党など野党側は「延長する以上はうみを出し切らせる」としていて、加計学園理事長らの証人喚問や安倍総理出席の集中審議などを求めています。枝野代表は「延長して失敗したと後悔させたい」と息巻いています。しかし、主戦場となる参議院で野党最大会派は国民民主党です。強硬な姿勢が目立つ立憲民主党とは違い、「対決より解決」だと独自路線です。与党は来週には法案審議を本格化させる構えで、野党側はどれだけ足並みをそろえられるかが課題です。
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