年金、医療、子育て、農業保障など、生活に直接関わる項目がマニフェストに多く盛り込まれた今回の総選挙。有権者はどのような感覚で政党や政策を選べばよいのか、東京新聞政治部で早稲田大学マニフェスト研究所客員研究員の金井辰樹氏に話を聞く。金井氏は「予算を国民一人当たりに換算すると、例えば、1票は車を1台買うくらいの値になる。車を買う時には各家庭はみんなで家族会議をして決めるのでは。選挙も、政党やマニフェストを選ぶのは大変だけれども、ハラハラ・ドキドキ、前向きな楽しい瞬間。100%のマニフェストはないけれど、よりましな方を現実的に選んで、1票を投じることが大事」と語る。(2009/08/27)
ゲスト:金井辰樹(かないたつき)1963年生まれ。東京新聞政治部。早稲田大学マニフェスト研究所客員研究員。21世紀臨調運営委員。著書に『マニフェスト』(光文社新書)。