土井利位(どい としつら)は、下総(しもうさ)古河藩の第4代藩主です。
利位は1789年の5月、土井利徳(どい としなり)の四男として、刈谷、現在の愛知県刈谷市で生まれました。
江戸時代も末の1832年、日本で初めて雪の自然科学書が刊行されました。
『雪華図説(せっかずせつ)』と名付けられたその本の著者が、今日のラッキー藩主・土井利位です。
日本で初めて雪の結晶を顕微鏡で観察した利位。
その観察結果である97種の雪華図が掲載されているこの図鑑は、のちに刊行される続編とともに、江戸時代、日本人の科学の成果のひとつとして高く評価されています。