第三管区海上保安本部は18日、東京・羽田空港の沖合でテロ対策や遭難者救助などの洋上訓練を行った。巡視艇5隻とヘリコプター1機が参加。別の船から視察した太田昭宏国土交通相は「士気や技術力が高いと実感して頼もしい。今後も日本のために頑張ってほしい」とエールを送った。 訓練では、テロリストが乗ったと想定した船を、巡視艇「やまぶき」など2隻が追跡。強い音や光を発する手投げ弾などで威嚇しながら接近し、銃や盾を構えた海上保安官が乗り移って制圧した。 近くの海上では、海面すれすれを飛ぶヘリから潜水士が海に飛び込み、遭難者にワイヤを掛けてつり上げ、数分で救助。消防船「ひりゆう」なども放水しながら旋回し、日頃の訓練の成果を披露した。