人類史上最悪の災難、第二次世界大戦。約80ヵ国、20億人が巻き込まれた大戦争。アジアの主戦場である中国だけで、戦争で亡くなった人の数は3500万人以上。戦後、戦争が起こらずに和解できる道を、世界中が考えた第一話は、第二次世界大戦後、ドイツと日本が政治と大衆面での反省の過程についてまとめた。敗戦後、日本はアメリカ軍に占領された。アメリカは天皇の権威を利用することで日本を支配し、戦争責任を徹底的に清算しなかった。後の冷戦で日本はアメリカのアジア圏での協力者となり、時代の原因や固定した上層部の構造など、日本は反省のチャンスを見逃す一方だ。一方、敗戦後の二代目のドイツ人は歴史を知り、それと向き合おうとしていた。