2018年12月1日(土)から開催される、
第1回「東京ドキュメンタリー映画祭2018」。
この番組では、ユーザーのみなさんが審査員となって、
最終選考会で選ばれた作品の中から最も優れた予告編を選び、
ニコニコドキュメンタリー特別賞 予告編大賞を決定!
審査は番組内のユーザーアンケートで行われますので、
ふるってご参加ください!
2018/11/30(金) 20:00開始
あなたが審査員!東京ドキュメンタリー映画祭2018 予告編大賞 審査会
http://live2.nicovideo.jp/watch/lv314961956短編カテゴリー②【未知の大陸アフリカ】
『トホス tɔxɔsu』
西アフリカ、ベナン共和国では、多彩な神格や霊的存在からなるヴォドゥン信仰が広く信じられている。
多くの神々の中で、トホスと呼ばれる神格は、憑依する神であると同時に、人間の形で生まれてくる神でもある。
特に、身体や知的に障がいを持って生まれた場合、その子どもはトホス神とされる場合が多い。
本作品の主人公であるポールは、子どもの頃話すことができず、占いでトホス神であると判じられた。
ポールが村を歩くと、人々はポールをからかう。
しかし、お金がある時は人びとはトホス神であるポールに捧げ物をし、
ヴォドゥンの儀式の際には、憑依した神々が神自身であるポールに挨拶に来る。
そのようにして村の人は、畑仕事をせずに一日中散歩しているポールを侮り馬鹿にしながらも,畏れ、愛でる。
神と人間が生きる、聖性と俗性が入り混じった世界を、ポールに寄り添いながら映し出した。
2017年/27分/カラー/日本・ペナン
監督: 村津蘭(むらつ・らん)