ウム・サイードの家では、何やら「履歴書」を検討している。ウム・サイードが「自分も歳だし、お手伝いさんが必要なの。マッサージとかもしてほしいし。」そこへ、ウム・ハマスがドアをたたく。「あ、ウム・ハマスに見られちゃわ。急いで、どこからに履歴書をやっちゃって!」と履歴書を隠すが、ウム・サルームの失敗で、ウム・ハマスに計画がバレてしまう。ひと悶着あった後、フィリピン生まれのお手伝いさんを雇い入れることに。このメイドさんをウム・サイードがいたく気に入り、娘のように扱い、自分の家にあるものを次々にあげてしまう。が、疑問をもったウム・アラウィがある方法で、メイドさんの とんでもない本性を暴く!/ウム・サイードは年金で暮らしている。膝が痛いし、お手伝いさんを雇いながらの生活は、年金だけではかなりきつい。そこへ、激しいインフレが社会を襲っている。卵や小麦、石鹸やシャンプーの生活必需品は軒並み値上がり。雑貨屋のアッガーに「あんた便乗値上げよ!」と文句を言っても、どこ吹く風。そんな中、ジャミール婆さんの息子が結婚することになり、料理の値段を安く抑えるために、材料高騰をまだ知らないウム・ハマスをだます。「結局、世の中、お金、お金、お金よ」とウム・サイードは辟易してしまい、ラジオの人生相談番組で、年金生活者の苦労を訴える、一世一代の詩を披露!国民は熱心に耳を傾ける。しかし…まさかの結末が!
ウム・サイード:高畑淳子/ウム・サルーム:野沢由香里/ウム・アラウィ:小林さやか/ウム・ハマス:片岡富枝/アブード:若月佑美
監督:モハメド・サイード・ハリブ
© 2018 Lammtara Art Production. All rights reserved
so35149878←前話|次話→
so35344089 第一話→
so35117376