江西省景徳鎮で「景徳鎮国際陶磁博覧会」が18日から22日まで開催された。300年近く姿を消していた景徳鎮特有の磁器窯「ヒョウタン窯」が復活し、火入れ式が行われた。
「ヒョウタン窯」は元末から明の初めに始まった六百年以上の歴史を持つ瓢箪形の窯で、明成化闘彩鶏缸盃(明成化年間製の鶏をモチーフにした皇帝御用酒杯)などの名磁器を生んだ。
清朝になると、より先進的な卵形の「鎮窯」が登場したため、ヒョウタン窯は次第に忘れ去られた。今回の国際陶磁博をきっかけに景徳鎮の特有の窯を復活させたいとの機運が高まり、景徳鎮古窯民俗博覧区に明時代のヒョウタン窯1基が再建され、火入れが行われた。