-巨匠 炎のコバケン十八番チャイ5を読売日本響の演奏で中間部-
小林研一郎は1940年生まれのクラシック音楽の巨匠指揮者。旭日中綬章、文化庁長官表彰を始めとする国内外の栄誉を多数受賞している。現在は群馬響音楽顧問、東京文化会館音楽監督、日本フィル桂冠名誉指揮者、読売日本響特別客演指揮者、ハンガリー国立フィル及び名古屋フィル桂冠指揮者、九州響名誉客演指揮者の任にあり、リスト国立音楽院、東京芸大及び東京音大名誉教授の称号を受け引き続き後進の指導にもあたっている。
経歴は主なもので国外でアムステルダム・フィル首席指揮者、ハンガリー国立響音楽総監督、チェコ・フィル常任客演指揮者、アーネム・フィル常任指揮者などを務め、国内では京都市響常任指揮者、名古屋フィル音楽総監督、日本フィル音楽監督、東京響・関西フィル・九州響首席客演指揮者などを歴任する傍ら東京芸大指揮科主任教授などを務め後進の育成にも尽力していた。
80歳となった巨匠 小林研一郎の演奏の一つ一つにかける情熱は今なお凄まじいものがある。師匠のアケさんやヤマカズさんの没年を踏まえ、動画で興味をお持ちになったら実際の演奏会へ急いで足を運ぶ必要有り。巨匠の良さはレコーディングよりも実演にある。爆演・情念系の指揮者なのでホールの隅の席であったとしても充分にその迫力は堪能可能である。【2020年6月2日追記済】