モイドンというのは「森殿」であってモイヤマ(森山)の一部を祭場とする神であると言われている。
森山と言っても村に近い場所にあり普通は社祠も神体もなく、大きな木を神の依代(神がやどる)とするものであり、
神社信仰前の宗教のすがたを思わせる神と言える。
県下の100をこすモイドンのうち、道上地区には6つ近くの広森、温湯を合せると8つが集中している。
上西園地区のモイドンの依代はアコウ(径2m余)の木であるが、山ン神(内神)それにイナイドン(稲荷神)も同じ場所に寄せ
集団民俗信仰の聖地として、現在に及んでいる。【指宿市教育委員会】
撮影:Canon-HF10
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