学園都市のハンニバル・バルカの異名を持つ、御坂美琴の伝説的参謀、佐天涙子の物語
佐天は、本屋でたまたま読んだ本に『彼を知り己を知れば百戦殆からず』『戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり』などの言葉が書いてあり、ひどく感銘を受け、その本を買い、一字一句間違えずに暗誦するほど読んだ。その本こそ、孫子だった
そこから、クラウゼヴィッツ、マキャベリ、ジョミニ、モルトケ、マハン、リデルハートや江戸時代の軍学から現代戦略まで、あらゆるものを読み、実践した
また、名将だけでなく、剣豪のような人物も、力だけではなく、様々な手段で相手を倒したことを知り、改めて、兵法の重要性を知った
今、佐天の壮大な野心の物語が始まろうとしていた
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