第15戦ケンタッキーを制したエリオ・カストロネベスは、中盤の80周目に発生したイエローの間に、3回もピットで燃料補給し、これで最後のピットを147周目まで引っ張ることができ、終盤に続々と上位勢がピットへ行く中、最後まで走りきることに成功しました。日本勢は予選5位からスタートした武藤英紀が、バランスの悪い決勝用セットに苦しんで、レース中に何度もマシンを調整したことによってバランスが少しずつ改善され、最終的に17位でのフィニッシュとなりました。佐藤琢磨は予選14位からスタートしようとしたところ、突然後ろのタイヤがグリップを失ってスピンを喫してしまい、壁に激突してリタイアを余儀なくされました。