河内屋油店の与兵衛は、ろくに働きもせず親の金を浪費し、悪友とつるみ騒ぎを起こしたり、人にかまわず暴力を振るっています。
町で大きな騒ぎを起こした与兵衛は、両親に勘当されますが、無断で義父の判を使い、一夜限りの契約で借金をします。
与兵衛には借金を返す当てが無いので、助けを乞うために豊島屋油店を訪れますが、門口から義父の声が聞こえたので、身を隠します。
与兵衛を見捨てることのできない義父が、息子のために用意した金を、お吉に託していたのです。
義理の父親とはいえ、息子同然の愛情を受けていたことを知り、与兵衛は涙を流します。
Youtubeより転載 1986年に上演された際の映像です
河内屋与兵衛…片岡孝夫 お吉…七代目尾上菊五郎
後半 sm13060244