地獄の黙示録を撮影している、ヴィットリオ・ストラーロさん。
ストラーロさんの映像芸術は、本作の戦闘シーンにもよく表れています。映像の
色味や質感、カメラワークなどからストラーロさんの作家性が強く伝わってきます。
このシーンでは、サーフィン好きのキルゴア中佐がサーフィンを楽しむために
ベトナム軍のいるヤシ林を本物のナパーム弾で焼き払っています。まだCGが発達して
いないことと、映画作りへの規制がゆるかった時代ならではの映像ですね。
本作「地獄の黙示録」で、ヴィットリオ・ストラーロさんは、アカデミー賞
撮影賞を受賞しています。