『幻の湖』
1982年9月11日公開、たった2週間で打ち切り。
東宝創立50周年記念映画として、「砂の器」「八甲田山」の橋本プロが第3弾として製作したのだが、名声を勝ち得ていた脚本家橋本忍の墓石となってしまった映画。
現代から戦国時代、宇宙へと何の脈絡もなく進んでいくストーリー、登場人物の変なセリフ群、とにかくジョギングをするランナーズハイな主人公の女、大筋の話が犬の復讐劇というチープさ、クライマックスのシーンのシュールさ、どれをとっても理解不能な作品に仕上がってしまった。
当時テレビ放映もされず、ビデオ化すらされず(最近DVDでソフトはやっとでたが)邦画界ではこの作品はなかった事になっている。