「さあ伊織、おでかけしよう。公園のつつじが花盛りでね。あの柔らかい桃色は君にとてもよく似合うと思うんだ。近所には紅茶の美味しいお店があるから、歩き疲れたら一服してお話したいね。君のことをもっと知りたいんだ」
そう穏やかにつぶやくと彼は剥製のうさぎを胸に抱えて玄関から出ていきました。きっと、もう二度と戻らないでしょう。
彼が靴を履いている間、綿詰めのうさぎと目が逢いました。妙に寂しそうだったのを今でも覚えています。
⊂おわり⊃
発端 wyrdP(
sm14236636)、UKCP(
sm14258496)
お借りした動画 ぐっさんP(
sm13706432) ♪-コシミハル「おでかけ」
その他投稿作(
mylist/24910977)
追記:wyrdPにバレたぞ!ピコロモンドにそら逃げろ!