全編に渡って弦のピチカートのみで演奏される珍しい曲です。
ヨハンとヨーゼフのシュトラウス兄弟の合作で、始めヨハンはホルンも1本入れた編成にしていましたが、弟ヨーゼフの助言によってピチカートだけの編成になりました。
こうした曲には他にブリテンの「シンプル・シンフォニー」第2楽章などがあります。
ピチカートとは弦を弓で弾かず指ではじく奏法です。「ピチカート・ポルカ」の大きな特徴がこれであるのはもちろんですが、テンポが独特の大きな揺れを持っているのもポイントです。「クラシック名曲サウンドライブラリー」より