分銅鎖はむやみに振り回すものではないのです。分銅を旋廻させると強力な遠心力が生じて、 両足の爪先がきしむほどの重力がかかります。 それは体さばきのハンデになるばかりでなく、大きな遠心力が分銅を打ち込むための動作を阻害し、分銅の撃ち込み角度を瞬時に切りかえることが出来なくなります。そればかりか鎖を送って分銅を旋廻させること自体が、次なる分銅の動きを相手に読まれることになります。 分銅が術者の手中にある内は、相手側にとっても予測が困難になるのです。ただし、鎖鎌術に用いられている長鎖などにあってはこの限りではありません。
http://www.geocities.jp/ih641642/index5.htm