7月6日 まず、福島の事故を受け停止している全国の原子力発電所で再稼働の見通しが立っていないことが背景にあります。このため再稼働に必要な地元の理解という意味で不安を抱える立地地域の住民の安心感をより高めたいということです。具体的には、地震や津波が起きた場合に原発の設備や機能にどういう影響がでるのか、シミュレーションをします。シミュレーションでは地震や津波の大きさの想定を段階的に変えていきます。それによって原発の設備にどういう影響が出るのか不備や弱点を洗い出して対策につなげるのがねらいです。一方で、国はこれまでも全国の事業者に安全対策を指示し、すでに安全性についてもお墨付きを出しています。その意味で「なぜ今」という疑問は当然のことながらあります。・・・