機体に取り付けられた6個の赤外線カメラの映像を合成して全周囲の映像を生成し、ヘッドトラッキング機能付きのヘルメットマウンテッドディスプレイ(HMD)に表示させる、米陸軍とレイセオン社の開発するAdvanced Distributed Apertur System(ADAS)の映像です。暗視ゴーグルやFLIRに頼って夜間を飛行する軍用機のパイロットなどには、より大きな助けになるかもしれません。着陸などに必要な下方視界の確保はもちろん、狭い場所に着陸またはホバリングせざるを得ないときに、メインローターやテールローターが障害物に当たらないか、周囲に敵などがいないか警戒したりなどが、パイロットのほかHMDを装着したクルーでも可能になります。HMDはBAE SYSTEMSのStrikerを使用しているようです。
http://www.raytheon.com/capabilities/products/adas/mylist/32334692