日本に贈られたのは、「ブータンシボリアゲハ」のオスの標本2点で、大人の手のひらほどの大きさがあり、羽に鮮やかな深紅の模様と3つの尾を持つのが特徴です。およそ80年前にヒマラヤ山脈にあるブータン東部の谷で発見され、その後、一切の報告がなく、「幻のチョウ」と呼ばれてきましたが、この夏、日本蝶類学会の専門家がブータン政府と共同調査を行い、およそ80年ぶりに再確認しました。今回の標本は、日本を訪れているブータン国王の使節団が、友好の証しとして、日本に贈ることにしたもので、15日夕方、東京港区の迎賓館で日本の調査隊のメンバーに手渡されました。「ブータンシボリアゲハ」は、ワシントン条約の対象で、許可なく取り引きすることが禁じられていますが、・・・