原題:Pépé le Moko
1937年 フランス映画
監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ
原作:アンリ・ラ・バルト
脚本:ジュリアン・デュヴィヴィエ、ジャック・コンスタン、アンリ・ジャンソン
出演:ジャン・ギャバン、ミレーユ・バラン
音楽:ヴァンサン・スコット
編集:マルグリット・ボージェ
舞台はアルジェリアのカスバ。パリを逃れ潜伏するペペ・ル・モコは、懐かしの町の匂いを身に纏う女ギャビーにぞっこんとなり、甘い逢瀬を重ねる・・・。
日本人好みのデュヴィヴィエの作品の中でもとりわけ支持されている“男の”メロドラマである。本作の翻案は日活や東映のアクション映画に少なからずあり、直接この映画を知らぬ人にも既視感のある話ではないか。