「空手ヘラクレス」より。
中国から海を泳ぎ香港に亡命したという逸話をもつヤン・スエ、厳つい風貌とは裏腹に物静かで心優しきナイスガイです。
尊敬するブルース・リーの息子ブランドンと共演した際にも苦言を呈する常識人であり愛妻家でもあります。
一方のチャーリー、黒社会の一員でありながらバイト感覚で映画に出たのがきっかけで徐々に人気スターになった変わった経歴をもった人でシャープで尖った印象があります。
しかしその素顔は倉田保昭氏曰く「愛嬌があり憎めない男」との事。
まだ「空手映画」と呼ばれていた時代、後年の洗練されたアクションとは違う生々しさがいいですね。