大学によりますと、マウスを使った実験でCALMという遺伝子が欠如していると脳がやがてスポンジ状になり、アルツハイマー病と似た症状が現れることがわかりました。 CALM遺伝子が欠如したり不足すると、細胞内外の物質の輸送が正常に行われず、アルツハイマー病や白血病になるのではないかと考えられていますが、今回の研究でCALM遺伝子が脳や中枢神経の発達不良と大きく関係していることが裏付けられました。「原因になる遺伝子が何をしているのかわかれば、病気の診断・治療法につながると期待している」(渡邊利雄教授) 渡邊教授らは「アルツハイマー病が発症するメカニズムの解明につながれば」と話しています。(02/23 07:33)