大本教三代教主出口直日 昭和27年の教主就任後は、独善的・観念的におちいりやすい信仰生活者をいましめ、「脚下照顧」を旨とした教風をうちたてる。 幼少より日本伝統文化に精進。書道・茶道・能楽・短歌・八雲琴など、少しのたゆみもなく習練を続けて来た体験から、日本の伝統文化の世界的地位を説き、日本民族としての自覚を高め、自主性を養うことを主張。 信徒はもとより文化人を招き清談を交わすなど、"花鳥風月"を友とし身をもって日本の心を説いた。 ≪著書≫ 著書は『私の手帖』『聴雪記』『寸葉集』など。 信仰のあるべき姿や文明批評、自然や歴史についてなど、豊かな感性と豊潤な筆による随想記。 やさしい言葉で、人としての生き方をつづっている。歌集も多い。