これは、藤田保健衛生大学の岩田仲生教授らの研究で明らかになったもので、国内の統合失調症の患者と健康な人から合わせておよそ2万人分の遺伝子サンプルを集めて解析した結果、「NOTCH4」と呼ばれる遺伝子が発症に関与していることを突き止めました。 統合失調症の発症に関与する遺伝子の特定は海外では進んでいますが、日本人に関しては初めてで、23万人以上いると推計されている統合失調症患者の治療につながることが期待されます。 「(統合失調症の)治療法、薬かもしれないし、それ以外の治療法かもしれないが、そうしたものが全く新しい観点から生み出すことができるのではと期待している」(藤田保健衛生大学 岩田仲生 教授)