皆さんは覚えていますか?
2004年、初めてパニッシャーの予告編が流れたときのことを。
ドラウニング・プールの爆音にあわせて飛び散る血飛沫を。
それまで二流俳優としか思われていなかったトーマス・ジェーンの鋭すぎる眼光を。
画面いっぱいに映し出されたあの髑髏を。
ガラガラだった封切り初日を。
マカロニ風の音楽にあわせて映し出される哀愁漂うオープニングクレジットを。
ウィル・パットンのしょうもなさを。
そして話が進むにつれつのりゆく壮絶なまでの「これじゃない感」を。
2004年版パニッシャーにがっかりさせられた人も、愛してやまない人もたくさんいるでしょう。ただ一つ言えるのは、これこそが「俺たちの」フランク・キャッスルだということです。