またまた厳密にはF1マシンではありませんが、これもF1登場に重要なマシンとなります。
メルセデス・ベンツ W25は「シルバーアロー」と呼ばれたマシンの起源の一つであり、この登場が後の「シルバーアロー伝説」の発端となります。当初、3400cc直列8気筒エンジンでしたが、改良が加えられ後期には4300ccにまで排気量が上げられました。
1937年にはW125が登場し、排気量は5600ccにまで上げられ最高時速は300km/hを超えました。
W154は1938年にデビューし、当初は3000ccのV12エンジンでしたがその後も改良が加えられ翌年には2961ccの483HPにまで強化されました。
しかし、世界は暗雲につつまれやがて第2次世界大戦という悲劇へと突入していくのでした。
前:
sm19178596 次: