「捨て猫は、どんなに愛情を注いでも捨て猫のまま」って知ってます? エサだけあげて立ち去るのは、期待させるだけ猫につらい思いをさせる。 親元を離れたいばかりに広島の大学へ進んだものの、他人の中で過ごすことがどんなことかを知った18の頃、釣りに行った港で子ネコを拾いました。 でも、下宿のおばさんに見つかって、「あんたが出て行くか、猫を捨ててくるかだよ。」と言われ、飼い主を捜しました。 新しい飼い主の元へ連れて行くとき、小さなカバンの中でじっとしている子ネコは、「いつか捨てられることはわかってたから・・・」と言っているようで、胸が締め付けられる想いでした。