アメリカ近代美術の殿堂で、日本最古の古典が鳴り響いた。狂言師の野村萬斎さん(46)が28日、ニューヨークのグッゲンハイム美術館で、日本最古の「舞」を披露した。グッゲンハイム美術館のらせん型の吹き抜けホールで野村萬斎さんが舞ったのは、「狂言師を目指すきっかけ」だったという古典「三番叟(さんばそう)」。神が、地上に降り立ち、豊作を祈って踏むという三番叟。美術作家・杉本博司さんデザインの雷をあしらった衣装と舞台で披露した。観客は、「素晴らしかったわ。素晴らしくて強烈だった。客席も、感動のあまり、静まり返っていたわ」、「日本の伝統と近代美術が衝突せず、美しく調和していた」と話した。野村萬斎さんは「クラシック・イズ・モダン。・・・