「ストリングスの繊細さと、アルモニカ(グラスハープ)の透明感を併せ持つ楽器」
とも呼称される前衛楽器、椅子。一部からは「世界のトオノに匹敵する」との
声も上がるこの楽器、演奏はかなり難易度が高く国内でもわずか十数名しか
演奏者はいないという。今回F.F.Shinjo氏に演奏して頂いた曲はY.J.Senpai作曲、
G線上のチェアー、なんと「世界のトオノ」として知られる遠野氏、楽聖の異名
を持つ田所氏との協演である。この曲は一つの背もたれで演奏できることで有名であるが、
Shinjo氏は「理論上はできるが難しすぎる、僕はできません(笑)」とのこと。