論理とは何か?すべての学問は論理的でなくてはなりません。でたらめや印象だけでよい学問などひとつもありません。それでは、その論理とはそもそも何ですか?と問われたとき、この問題に対してどの学問分野が答えてくれるというのでしょうか。それこそが哲学なのです。すべての学問がその学問の成立のために論理的であることを前提として要請されています。したがって、他の学問では論理的であることとは何か?を問うことができません。しかし、哲学は違います。哲学だけがこの問題に答えられる資格を持っています。この、全学問に要請されている前提に答えきってはじめて哲学は全学問の根となることができるのです。