東京電力福島第1原発の事故の際に、ときには政府や本店と対立しながら、現場で陣頭指揮を執った吉田昌郎元所長が、9日午前11時32分、食道がんのため、亡くなりました。58歳の早すぎる死に、被災者からも、惜しむ声が・・・
【略歴】東京工業大学工学部卒業 後 同大大学院で原子核工学を専攻
通商産業省からも内定を貰っていたが、東京電力に入社。社内の評価は「豪快」「親分肌」、部下思いのため現場の信望は厚く性格はおおらかといわれている。偉ぶることのない性格で、部下の社員のみならず、下請け企業の作業員からも人望があった。