福島第一原発で溜まり続ける汚染水について、原子力規制委員会の田中俊一委員長は、「汚染の濃度が低いものは海に捨てられるようにしないといけない」との見解を示しました。 福島第一原発には、現在40万トン以上の汚染水が溜まっていて、地下水の流入により、1日400トンのペースで増え続けています。今年4月には、地下の貯水槽から汚染水が相次いで漏れたほか、22日、汚染水が海に流出していたことが明らかになりました。 こうした状況を受け、原子力規制委員会の田中俊一委員長は24日、「国の基準よりも低い濃度の汚染水は海に捨てられるようにしないといけない」との見解を示しました。