16世紀に拡大したスペイン、ポルトガルはすでに守備に入り、それに続いたオランダ、イギリスも現状維持だったが、アメリカとドイツはまだ勢力を拡大しつつあった.アメリカはアラスカをロシアから購入し、ハワイとフィリピンを戦争で取り、さらに中国にその力を伸ばしていたし、ロシアは日露戦争に負けて満州から撤退はしたが、相変わらず満州の北方にはロシアが南下を狙っていた.そんな国際情勢の中で、清が滅亡して、中国と満州はまた別の国に帰った.清の皇帝予定者が満州に国を建国しようとするのは理の当然で、それを応援することによって日本も満州の利権を取り、ロシアとの国境が安定するとなると、これを捨てておく方がおかしい.