ウクライナの作曲家 ミロスラフ・スコリク (1938 - ) の室内楽作品『ヴァイオリン・ソナタ 第1番 (1963)』より第3楽章ですー
音楽の都 ウィーンの大学で出会った彼の両親は、特別な音楽教育を受けていませんが、母親はピアノを、父親はヴァイオリンを愉しむ家庭を築きました
両親の奏でた音楽が根底にある彼の作風はしばしば、ウクライナ民族音楽のもつ色彩豊かな叙情性と現代の高度な演奏技術を巧みに組み合わせている、と評されます
本楽章はヴァイオリンの重音とイレギュラーな拍子で彩られた鋭いリズムが魅力的 時折挿まれる空虚な哀歌によって乾いた土ぼこりと対照的な瑞々しさを交互に感じさせます
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mylist/31627033演奏:Lydiya Shutko(vn), Aleksandr Kozarenk(pf)