まことに無名な軽巡が、開化期を迎えようとしている。無名といえば、4月23日の艦これほど小さなブラゲはなかったであろう。提督といえば素人しかいなく、艦娘といえば初期に与えられ、無改造の駆逐艦しかいなかった。サービス開始によって提督は初めて艦隊を持ち、「艦娘」というものを知った。誰もが「提督」になった。不慣れながら「提督」になった者は、艦これ史上の最初の体験者として、その新鮮さに昂揚した。この痛々しいばかりの昂揚が分からなければ、この段階の艦これは分からない。社会のどういう階層の、どういう家の子でも、DMMのアカウントをとるために必要な年齢と関心さえあれば、提督に成り得た云々かんぬん
拙作まとめ:
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