看護師が7曜日を順に読み上げていくと、ジョアン・ミルンさん(39)はわーっと泣き出した。 (英北東部)ゲーツヘッドで生を受けた彼女はアッシャー症候群という珍しい病気で、生まれつき耳が聞こえなかった。20代になるとさらに視力も徐々に失い始めるようになったのだ。 移植手術のおかげで「人生ががらっと変わる」と、彼女は大喜び。 「音源スイッチが入っことは私の人生で最高に感動的でとてつもない体験でした。その衝撃は今も続いて います。最初の日は誰の声もロボット的に思えて…、それぞれが私が脳の中で築いてきた音声ライブラリーのどの音なのかを学ばなければなりまん。灯りのスイッチ音、水道水の音…、とにかく初めて聞く音はすべてに感動します。涙が止まりません。」