隠居が、腰元を孕ませた故に、家族に知られぬ内に金十五両を付けて片付けたいと言う話があり、弥次さんは、今居る女房と別れて、その話を承諾しました。しかし、実はその隠居は、喜多八だった訳です。喜多八は、十五両の工面を弥次さんに頼んだ訳です。弥次さんは、喜多八に十五両を渡すつもりでした。つまり、弥次さんも喜多八も、お互いの金を当てにしていた。最初から十五両なんて金は、無かった訳です。私は、この話は凄い良く出来ていると思いました。弥次さんは、別れる必要が無い女房と別れる事になってしまったので、怒るのは当然です。
朗読 まーくん
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朗読 東海道中膝栗毛 まとめ
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