1980年に15歳でデビューした台湾の蔡幸娟。台湾でも巻き起こった日本式アイドル旋風をよそに、翌81年から「三語一体系列」、つまり日本のカバー曲を日本語と北京語、台湾語の3言語で歌うというシリーズを始めます。まだ16歳なのに…。このテープはシンガポールで発売されたものですが、台湾では北京語を国語(略して「國」)、台湾語を台語(略して「台」)と表記しますが、シンガポールやマレーシアでは、北京語は華語(略して「華」)、台湾語は福建話または厦語(略して「厦」)と表記します。厦=福建省のアモイ(厦門)のこと。