「香港の山口百恵」というフレコミで1982年にデビューした梅艶芳(アニタ・ムイ)。ハスキーボイスが魅力のツッパリ路線で、曲ごとに違った派手な衣装やフリでド肝を抜き、実生活では恋人はマッチ(近藤真彦)と、その実態は限りなく「香港の中森明菜」でしたが、得意芸にしていたのは「アラレちゃんの声の物真似」。そういえば明菜もテレビでたびたび「アラレちゃんの声の物真似」を披露していましたが、たいてい「んちゃ!」の一言だけ。それに比べてアニタは本格的ですが、それもそのはず、実はアニタのデビュー曲はアニメ『Drスランプ』の広東語主題歌だったという次第。