『ブンガワン・ソロ』は戦前の蘭領東インド(後のインドネシア)で作られ、占領した日本軍の間で広まり、戦後1948年に松田トシが日本語でレコードを発売しましたが、長く「作曲者不詳」とされていた曲です。北京語版は56年に香港で「梭羅河之恋(
sm25037037)」が出たのに続き、台湾では「梭羅河畔(
sm25037151)」、中国では「美麗的梭羅河(
sm25037195)」が出ました。映像は文革時代を舞台にした2007年の映画『太陽照常昇起』で、主演の黄秋生(アンソニー・ウォン)が歌うシーン。60年代のインドネシアは中国の「友好国」だったので、文革中も「「美麗的梭羅河」は歌われてたのでしょうが、アンソニーの北京語は広東語訛り丸出しで、いかにも「香港人の北京語」。だから女の子たちに笑われてるというシチュエーション?