新年早々、紳士キノコ氏の誘いで、彼の行きつけの店へと連れて行かれた。予想に反して上品な店だったが、やはり見ず知らずの女性にあれこれしてもらうのは落ち着かない。とはいえ、幸い私に付いた女性はとても話し上手な人で、気まずくなることはなかった。どうやらこの店はコスプレで接客するのが売りらしい。周囲を見回せば、確かにどこかで見たような恰好ばかりである。■何やら舞台の方が騒がしくなってきた。今から店の子が歌うようだ。■幕が上がり、不知火舞のコスプレをした少女が深々と頭を下げる。はて、気のせいか、どこかで見たような…?■なるほど、彼が無理にでもここに連れてきたのはこういう理由か。恐らく以前斑鳩氏が行った潜入訓練の一環だろう。■アンコール→
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