20世紀初頭 不安定な政情は 馬賊や軍閥を生み
悪化する治安が中国を巨大な銃市場に変えた
ドイツの老舗 モーゼル(マウザー)社の銃は特に人気が高く
様々なコピー品やガラクタが多数製造された
山西工廠によるこの銃は
当時 米国の支援により入手が容易だった45ACP弾を
皆が大好きなモーゼルで使えたら のコンセプトで製作された
コルト式拳銃をコピーする近道を選ばない匠の心意気は興味深いが
ただでさえ重いC96がさらに重くなり
工作精度の問題から作動不良も多く実用性を失なった
動画の銃は80年代に再生産された復刻版だが
一部のコレクターに絶大な人気があり
オークションでは高額で取引されている