ワシントンの地下鉄で運転が始まるのは、日本の川崎重工業が中西部のネブラスカ州にある工場で製造した7000系と呼ばれる新型の車両です。新型車両は、14日朝からブルーラインと呼ばれる路線で運転が始まる予定で、これを前に13日、試乗会が行われ、関係者がおよそ30分間乗り心地を確かめました。新型車両はワシントンの地下鉄としては初めて車体にステンレスを使って強度を高めているほか、設計を工夫して乗車できる定員を増やし、停車駅を表示する液晶画面も設置しました。地下鉄を運営するワシントン首都圏交通局は、古くなった車両の入れ替えや新しい路線の開通で新型車両の導入を決め、川崎重工業が日本のメーカーとして初めて受注に成功しました。