2015/05/21 アルゼンチンの首都ブエノスアイレス(Buenos Aires)では、29歳のメスのオランウータン「サンドラ(Sandra)」がブラジルの半野生自然保護区に適応できるかどうかの調査が続いている。 昨年12月、サンドラは裁判所によってオランウータンとして世界で初めて、人間が持つ基本的権利の一部を享受する資格を認められ、ブエノスアイレス動物園(Buenos Aires Zoo)での過去20年にわたる飼育が「不当な監禁状態」に当たると判断された。 同園の主任生物学者アドリアン・セステロ(Adrian Sestelo)氏は、自由な世界での餌の見つけ方も、ねぐらの見つけ方も知らないサンドラを「解放するのは不可能に近い」と語る。20日撮影