イルカを今後どのように確保するのか、日本の水族館が対応に苦慮する一方、ヨーロッパでは、イルカの飼育自体に待ったの声が上がっている。ドイツ西部デュースブルクにある動物園で、目の前に迫るイルカに、手をたたいて喜ぶ子ども。1日に3回行われる観客参加型のイルカショーは、休日ともなれば、満席になるほどの人気ぶりとなっている。観客は「いいショーだね。イルカがこんなにアクロバティックだなんて知らなかった」と話した。しかし、ドイツでも、イルカを取り巻く環境は今、厳しさを増している。ドイツでは、かつては10カ所以上あったイルカショーも、相次ぐ批判などを受けて、今では、ここを含む2カ所を残すのみとなった。動物愛護先進国でもあるドイツ。「イルカショーは虐待だ」