冬の空の下、太陽の届かぬ昏き地に少年の慟哭が木霊する
がらんどうの肉体に、ごうごうと吹き抜けるのは冷たき風
寒い。 少年はすでに、冬の寒さを感じ取る器官を失っている
凍えているのは心だ
かつて与えられた望まぬムチ、永久の虐待に苛まれ…
しかし、彼と出会い、血潮を失った肉体に再び感じた確かな温もり…
渇望したものを手に入れ、それを再び失い苦しむ少年に彼女は告げた
「泣いてないで一緒にきなさい。彼に会わせてあげますわ」
「ほんとぉ?」
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