ベルリオーズの作品としてブライトコプフ版では叢録された曲ですが、先日紹介したオンスロウが1843年のローマ大賞に挑んだ作品に冒頭が一致している(こちらは冒頭のみ現存)ので、どちらかが偽作と思われます
同一主題で書かれた可能性も微レ存ですが、そうであるなら課題主の名が付いて然るべきテーマや声部配置です
誤植と思われる音も多く声部記号も雑ですが、現存して嬉しいです
2つの部帯構造やその声部の振り方が、非常にベルリオーズ的だと私は思います
展開の仕方や主題の選定については、残念ながらベルリオーズならもう少しドラマチックで半音階を多用した意欲作になったのでは?と感じます
調律はヴァロッティのcセンターです
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